フィリピンNGO認定のための評議会年次総会における草の根・人間の安全保障無償資金協力事業プロモーション活動について

令和元年6月20日


 
   6月4日,当館平野書記官は,ケソン市において開催された「フィリピンNGO認定のための評議会年次総会」において,草の根・人間の安全保障無償資金協力事業(以下、草の根無償事業(注1))に係るプロモーション活動を実施しました。本件総会には,全国からNGO約500団体が参加しました。
 
   冒頭挨拶では,日本はフィリピンに対し,草の根無償事業のスキームを通じて,教育,医療・保健,農業,能力開発に関する施設・設備の供与をはじめとし,これまでに543件のプロジェクトを支援してきていること,また,日本は長年フィリピンの最大援助国となっているため,これからも大規模プロジェクトのみならず,コミュニティレベルにおいても事業を実施していきたい旨を述べました。
 
   プレゼンテーション後,同プロジェクトの申請方法や申請条件等に関する質問がなされるとともに,地元の人々のために同事業スキームを活用したいとの声が多く寄せられました。
 

(注1)草の根無償事業は、開発途上国で活動する現地NGOや地方公共団体等が,開発上の様々なニーズに比較的小規模でも迅速できめ細かに対応するために,1989年に創設されたものです。詳細は,下記URLをご参照ください。
https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000031.html