花田公使兼総領事のパラワン州訪問

令和7年6月5日
 6月3日、花田貴裕公使兼総領事はパラワン州の州都(プエルト・プリンセサ)を訪問し、パラワン日系人会関係者との懇談及びソクラテス・パラワン州知事との意見交換を行いました。

 パラワン日系人会関係者との懇談では、約3時間に亘り残留日系人に関する直近の日比両政府の取り組みをご説明した上で、参加者から寄せられた就籍の手続きなどに関する多くの質問にお答えしました。
 また、これに先立ち行われた州知事との意見交換では、残留日系人2世の遅延登録に関するPSA回章(日系人会と比統計庁との合意覚書の高齢の日系人二世の遅延登録を明確化するためのガイドライン:下記(注))の内容をパラワン州内の地方民事登録局(Local Civil Registry :LCR)に周知徹底するよう要請したほか、パラワンにおける日比関係を強化・発展させていくことを確認しました。
 在フィリピン日本大使館としても、引き続きフィリピン日系人会をはじめとする各地の日系人会や日系人会連合会等の皆様と緊密に協力しながら、残留日系人の方々の国籍取得や一時帰国、そして日系人社会の様々な課題の解決に向けて最大限取り組んでいく考えです。

(注)フィリピン統計庁通達2024-31号「高齢化する日系人二世の遅延登録のための日系人会連合会との合意覚書を明確化するガイドライン」 (80歳以上の日系人二世が遅延登録を行う際の「複数の第三者の証言」要件の免除)(令和6年11月15日施行)
 
パラワン日系人会との懇談

ソクラテス・パラワン州知事との意見交換