遠藤大使によるカマリネス・スール州訪問及び草の根・人間の安全保障無償資金協力 「南カマリネス州シポコット町救急車整備計画引渡式への出席
令和8年2月25日

2月24日、南カマリネス州シポコット町において、令和5年度草の根・人間の安全保障無償資金協力事業として実施された「南カマリネス州シポコット町救急車整備計画」の引渡式が開催され、当館より遠藤和也大使が出席しました。同式典には、トマス・ボカゴ町長および地方政府関係者が出席しました。
シポコット町の災害・緊急医療管理局では、保有する既存の救急車が直面する出動件数や移動距離による制約により、年間約200件の要請を断るか、同局が保有する普通車両で対応せざるを得ない状況です。また、既存車両には担架等の最低限の医療器具しか搭載されていないため、患者に対し適切な処置を施せず搬送中に亡くなってしまうケースもあります。本案件では、同町災害・緊急医療管理局に必要な医療器具が搭載された救急車1台を新たに整備することにより、同町の救急救命体制の強化を図ります。

昨年、日本がODAを開始してから70年の節目を迎えました。「人間の安全保障」の理念に基づき1989年に開始された草の根・人間安全保障無償資金協力において、我が国はこれまでフィリピンのトップドナーとして計567件の事業を実施してきました。我が国はこうした草の根レベルの支援についても積極的に取り組んできており、本事業は我が国とフィリピンとの戦略的パートナーシップを育むことにも寄与するものです。


また、ロブレド市長との間では、ロブレド市長のナガ市における取組や課題について意見交換を行ったほか、本年が日比友好70周年であることを紹介しつつ、ナガ市やビコール地方の人々が日本への関心をより一層深め、人的交流を促進するための取組について議論しました。
注1:米ドル=137円(令和5年度支出官レート)
参考:
令和5年度前期草の根・人間の安全保障無償資金協力合同贈与契約署名式: https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01326.html
草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP): https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_en/00_000032.html